2018.01.01

2017年の振り返り

2017年の振り返り。
 
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・新経営チーム(取締役・中原、大倉)の立ち上げ
・新法人の立ち上げ(一般社団法人育勉普及協会)
・インフラ事業の分社化と関係解消
・第二創業のスタート(新理念、新しいメンバーや外部パートナーの加入)
・マネジメントスタイルのチェンジ(リソースベースからポジションベース思考・投資思考へ)
・東京支社のスタート
・浜松地域でのベンチャーコミュニティーの組成(Hamamatsu Venture Tribe)
・経営大学院での学びの3年目
・成長企業の経営者や行政組長などトップリーダーとの面談の場
・サテライトキャンピングオフィスの立ち上げ
・組織の成長痛(メンバーの入れ替わり、対応案件の規模拡大に伴う組織対応の未成熟、組織開発の遅れによるリスクの顕在化などなど)
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2016年に自分自身で決めた成長へのコミットと、それを自分が全責任を負って遂行すると決めたことが、波状に周囲に影響を及ぼし、仲間の加入、退出を伴い多くの事が起きた。それぞれの出来事が自分に対して深く考える機会を与え、これまでで一番しんどくも濃密に成長した1年ではなかったかと思う。
 
 
どういう成長があったか。自分が新しいコンセプト作り出し、表現できるようになってきたと思う。個々に起きていること、行動してきたこと・発言してきたこと、経営顧問の有賀さんから指導されてきたこと、こうした具体的なことを見つめた時に、つまりは普遍的に何を言われているのか、つまりは根源的に何を大切にしたいと自分は思っているのかという根っこの部分を自分で形にして表現できるようになってきたように思う。
同時に、抽出されてきた自分が大切だと思うことを自分の組織へ伝えたり、落とし込んだり、社会に向けて発信できる経営者・リーダーの立場って、こんなにやりがいがあって面白いんだとも感じた。昨期から冊子としてきちんと作り始めた経営計画書。会社のバイブルの中に自分が大切だと思う考え方、フレームワークを落とし込める立場って、責任の裏返しのところにすごく震えるものがある。
 
 
人間の成長というのは、肉体的な成長や「何々ができる」という目に見える成長というよりは精神の成長が中心だと考えている。以前は思えなかったことに思いが至ったり、自分独自のオリジナリティのある解釈ができるようになったり、物事の本質が見えた気がしてきたり・・・。
 
 
メンバーや周囲の方の協力をいただいて経営者という立場を務めさせていただいている。経営者という立場は、会社の中で誰よりも一番に世の中の風を受け、感じることができる。大きなマクロ環境を感じることができ、最も情報が集まり、様々なトップリーダーと会えるからこそ、そういう経験や情報から抽出したコンセプトを組織に示さなければならないのだという、経営者の大事な仕事の一つを理解できたのも2017年の思考面での収穫。
 
 
自分が死んで、こうした思考や理解を自分の中にだけ留めてしまう状態はもったいない。自分自身のアウトプット量の少なさや周囲に伝える分量が少ないことを省みて、今後はもっともっと発信量を増やしていこう。リーダーが発信するということは、それに対しての様々なレスポンス(反対意見も含め)を受けられるわけだから、それも自分の糧にできる。
 
こうやって2017年はビジョンも、学びも、社内外に送る風も、付き合う仲間も全てスパイラルアップしてきた中で、5月に会社の理念を従来の理念でイメージしていた世界観から大きく範囲を広げた世界観を前提に再定義したのは、第二創業をスタートしていく中で軸になる価値観を定められたという意味で大きかった。
 
 
僕らのベースにあるのは「努力と誠実さ」
そのベースを元に「価値創造」をする。
その結果、成したいことは社会と人に対して「エンパワーメント」すること。
 
僕の発信、活動。nokiooメンバーの発信、活動が周囲の人の持っている良さ、能力を引き出すことにつながっていくと素晴らしいし、僕らはそのためにやっている。
 
 
最後に反省点、まだまだ至らない点も沢山。
 
難しいのは「知行合一」。
理解できることが増えてきて、ここにこうして大切なことを記すことができても、瞬時、瞬時で言動に落とし込めているのか?思っていることと行動していることを一致させる。ここに至るにはまだまだ。
それは、それが大事であるということが腹の奥底まで落とし込まれるほどの思考量に至っていないからではないか。まだまだ具体的な経験とその思いの間を行き来させながら、思いを信念にしていく修行が必要だということだな。
 
 
青臭い私の頭の中のアウトプットに付き合って、お読みいただきありがとうございます。
 
2018年正月 大分にて
  • NOKIOO
  • 小川健三