2020.01.17

社内有志の昼休みABD勉強会!超ハードでした。

この本は、今のNOKIOOや僕にど真ん中ストライクでした。
 
 
 
 
かなりボリュームもあり、原著が英語でもあり、日本語訳を読み解くのが難解でありながらも大事なことが沢山書かれていて、会社をマネジメントする立場として、また日々個人ワークとしても自分自身をマネジメントして最高のアウトプットを出すことが求められる状況において、示唆に富む指摘や論点が非常に多い本でした。
 
特にマネージャーのレバレッジ効果意識とミーティングの意味合い・重要性、朝食工場を事例とした仕事アウトプットまでのプロセスの押さえ所のあたりはNOKIOOのマネジメントをしていくにあたっても日々の活動における意識として、仕組みとして取り入れられるなと思い、即座に実行に移し始めている状況です。
 
一方で、この本は難解であるからこそ、何度も読み直しながら自分の解釈や理解は本質を捉えているのだろうか?他者はこれをどう読んだのか?ということを思い、
この本ほど、他人と一緒に読書会をして、理解を深めたいと思ったものはなく、一回目の読了後は、さてさてどうやって読書会メンバーを集めようかな?と思っていたほどです。
 
 
NOKIOOは12月から10期に入り、今期の組織の取り組みとして1on1ミーティングを制度化して取り組んでいこうとしています。流動性の高いビジネス領域に取り組み始めたり、機動的な動きが求められたり、組織がネットワーク型の組織になりつつあり、個々人の裁量を広げていくとともに一方で個々人が自身で経験学習をしながら人材としての成長を自分でマネジメントしていかなければならないようになってくると、自分の考えていることや課題を言語化し他者と「壁打ち」的なことをすることがすごく重要になってくることにここ最近気づいていて、それが世に言う1on1なんだと思っている。
そういえばここ3,4年は僕自身も経営に関するメンタリング、壁打ちを2週間に1回ペースで有賀顧問にお願いしていて、いろんなテーマで話をしているのも要するに1on1というわけですね。
 
ハイアウトプットマネジメントにも1on1の重要性や、それが出てきた背景が書かれていて、今のNOKIOOの組織とつながって理解をさせるものであったため、大変参考になった。
そして年末の全体ミーティングにおいて、社内に1on1の導入意向を伝えつつ「1on1に加え、ハイアウトプットを各メンバーがセルフマネジメントでしていくうえでとても大事なことがこの本に書かれているから推薦図書にしたいと思う。年末年始の休みで読んでみてね」と話をしたところ、有志が年明けにABDで勉強会やろう、と声をかけて、一昨日有志メンバー10人強でABDを実施した。
 
 
 
ちなみにABDとは、アクティブ・ブック・ダイアローグ®(Active Book Dialogue)の略で、アクティブ・ブック・ダイアローグ協会が提唱する創造的読書手法です。株式会社NOKIOOは、同協会とビジネスライセンス契約を結び、参加者がより深く気づきの多い学びの機会を得られるよう、企業研修の一部にこの手法を取り入れています。ご関心あればお声がけください。
 
 
実は僕自身はABDに参加するのが初めてだったので、やり方自体が新鮮だったのと、1か月前に読んだ本を、頭から最後までなぞって、要約を各メンバーの発表で聞くことが、すごくよい復習になって、実りある時間であったことと、
メンバーが自発的にこういう難解な本でも、みんなでそれを理解して、何とか血肉にしようと活動する気概に感動した。
 
あと、第1章の要約で「CEOは概して楽天家で、夢を見つつ、理想を語り…であるので、なおさらミドルマネージャーやメンバーはきちんとしたハイアウトプットにつながるマネジメントに向き合わなくてはならず」みたいな話があり、そうなんだよね、概してそういうものだから、今のNOKIOOの状態がイレギュラーではなくてそういうものだということ。僕が楽天的に青写真を描いて、見えないものを追いつつになるけど、そういう役割を負っているのだし、そういうものなんだということがメンバーに本の要約を通して伝わったのならそれも嬉しいと思った。
 
昼休みの1時間強を使って、なかなかハードな勉強会でしたが開催を主導してくれたクリエイティブチームの伊勢さんありがとう。
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  • 小川健三