2016.08.13

5年ビジョン

今年の夏はとにかく暑い!!
猛暑日が続いて連日激しい暑さだし、錦織君が熱いモンフィスとの試合も見せてくれるし、自分自身のシミュレーションしてた計画策定の段取りも思うように進まず、頭の中が熱く煮えたぎったり…(笑)
そんな暑い夏に、心の内を熱くして5年ビジョンを作り、メンバーと具体的にイメージをしながら共有しはじめた。
 
 
5年後といえば2021年。日本は2020年に東京オリンピックが開催され、その翌年、どんな社会になっているだろうか。これまでの人生で経験してきた5年の変化の感覚と、この5年の変化は大きく異なる気がする。あまりに社会環境も技術やビジネス環境も変わっているのではないかと。
 
 
不確定要素が多い時代だけど、だからこそ面白い。でも見えない5年後を何とかイメージしてそのイメージを実現させるために、どんなイベントが起こるか、そのための行動は、と落とし込んでいくことが具体的にイメージできている組織や個人の方が絶対に強い。
 
 
7月頭のグロービス経営大学院・あすか会議のあるセッションでもそういうキーフレーズがあったけど
 
 
「不確実な将来・ビジョンをイメージする力」
 
 
これが、これからのリーダーには求められる力。
 
 
 
5年後、どんな会社にして、どのビジネスドメイン・エリアで、どのくらいの売上規模になり、どのくらいの社員数がいるのか。1年後、3年後、5年後にどんな経営テーマがあがってきているのか。ここ2ヶ月ぐらい、自分の中での考えをめぐらし作ってきたものを、今度は幹部メンバーと共有の場を作った。
 
 
 
自分の中で5年後ビジョンを作れても、それをより具体的イメージを持ってメンバーとの共有をすることは本当に難しい、どうやれば巻き込み感を作り、かつ、メンバーの頭の中のイメージと自分の頭の中のイメージをくっつけられるか、そのやり方をよくよく考えた。前日、東京出張で夜遅くまで考えた、シミュレーションもした。ファシリテーションの計画ってこういうことね、っていう実感値も得られたし、ファシリテーションの力ってリーダーにとって非常に非常に重要な力、というのも腹落ち感持って感じられた。
 
 
今回の答えとしては、5年後のビジョンはやっぱりリーダーが示すこと。リーダーでなければ大きな理想は描けない。リーダーが描かないと、大きな理想を描く人はいなくなってしまう。でも、その5年後をどうやって作っていくかはメンバーとの協働。その5年間にどんなイベントが起こるのか、想像を働かせてfuture mapを作るワークショップを実施。
メンバーそれぞれの視点で、その5年後を作るために、どんなことが起こりうるのかを考え、表明し、そのイベントに何の意味があるのかの解釈を話し合う。そんな展開をしてみた。
 
 
 
 
ビジョンは会社の中の様々な活動の細部に宿る。打ち手に対しての議論がかみ合わない時、隠れた前提として、将来ビジョンのイメージに対する齟齬が起きていることがあると思う。1,2か月前の人材採用の対象人材像に対する議論の時にもそう感じた。その時練っていた「5年ビジョンがきちんと共有できていたら、この議論のすれ違いは起きないのでは」と感じた。
 
今回のビジョンミーティングを機に、将来のイメージを共有する、そのビジョンの背景にある「なぜそれを成したいか」を共有する。そうしたことを組織内で大事にしたいと思う。