2018.05.17

多くの人の繋がりで創られるこれからの組織の在り方

この数字の意味するところは何でしょう?
 
 
 
 
5月8日に浜松市の新任監督者向け人材教育研修の中で一コマいただき、 「民間企業から学ぶ」というテーマで講演をさせていただいた。
この数字の並びはそのスライドのうちの一つ。
 
 
 
こういう外部向けにお話をする機会を最近は頻繁にいただけるようになってきて、非常にありがたい。自分自身の考えをまとめメッセージにする機会になるし、僕の思考や理念を発信し、理解・共感してもらうことが結果的にNOKIOOに対する理解と、NOKIOOのファンづくり(営業活動)につながっていく。
また今回は、NOKIOOメンバーにも4名参加してもらい、僕が外でどんな発信をしているかを感じてもらう機会にすることにもつながった。
 
 
今回の講演では、
 
・自分自身・小川の約40年間の振り返りをしながら、人生・キャリアの節目やその頃に大事にしていた考え方、うまく行かなったこと苦労したことから、徐々に大事にするものの考え方が変遷したことについて。
 
・テクノロジーが社会の在り方を大きく変えていること、そのスピードが圧倒的に早いこと。社会が変わることによって必要とされる能力が変わってきていること。
 
・そんな中でNOKIOOという組織は社会の在り方を見ながら、どういう組織づくり、働き方をしているか。
 
・組織内のリーダーは社会の在り方が変わる中で、社会の在り方が変わるからこそ大事にしなければならない考え方は何か。
 
・一つは共感力・共感コミュニケーション
 
・もう一つは意味づけ力
 
 
大体こんな内容をお話しさせてもらった。
 
このテーマの3つ目「NOKIOOの組織の在り方」のパートで使ったスライドの一部が、このスライド。
 
 
 
答えはNOKIOOの役員・社員などの委任契約・雇用契約のあるメンバーは合計23人であるが、その周りにおよそ80人のメンバーが力を貸してくれて、共創をしてくれているこということ。今回の講演にあたって、改めて具体的なお名前をあげてカウントをしてみると、自分たちの認識以上に多くの人にNOKIOOがビジョンを成し遂げるために様々なかたちでサポート、支援をしていただいていることに気が付いた。
 
 
 
 
 
顧問契約として、専門的な経営・人事に関わるコンサルティングや実務を行ってくれるメンバー。子育て女性の社会参画支援事業に共感したということから、ほとんどボランティア的な内容で力を貸してくれているON-MO会員の皆様。
Hamamatsu Venture Tribeをやるよ!と言ったら、裏方で各種手配や調整に動いていただいているプロボノメンバーなどなど。
 
 
働き方改革の延長線上にある複業やテレワーク、専門知識やスキルをシェアするシェアリングエコノミー、オンライン上でのワークスタイルツールの発展、ソーシャルを使って人的ネットワークの見える化や自身の考えの発信しやすくなっていること。こうしたテクノロジーが変える働き方が、組織自体の作り方や組織を構成する人員の定義自体を変えていることを肌で感じる。
 
 
こういうスタイルでの組織が中心になったり、プロジェクト型、アジャイル型の組織で仕事をするようになってくると、持っている専門スキルも大切だが、目的を共有する力や、自分の考えていることをきちんと伝える力、またこの人と一緒に仕事をしたいと思ってもらえる人間力、仕事の目的を「自身を中心としたスキル・経験値アップ・その報酬」と置くのではない他者貢献の意識(他者の役に立ちたい、チームメンバーを支えたいというマインド)など、専門スキルの下にある基盤的な力が大切になってくると思っている。
この基盤力的なもの、どうやって定義してどう呼べばいいのだろうね。
 
 
NOKIOOで提供する育勉をはじめとした人材開発サービスに共通するところは、こういう部分にある気がする。時代の変化と組織の変化、そしてそれに伴う必要とされる能力の変化を感じて、こういう部分に基軸を置いたプログラムになってきたのだろうね。
 
 
まずは自分たちが実践。まだまだNOKIOO自体、自分も含めメンバーもこうした力については発展途上。自身の立ち位置、立ち振る舞いを直視して「またこの人と一緒に仕事をしたいと思ってもらえる人間力」を付けていきたい。
一期一会。今、目の前にある仕事やパートナーを大事にするスタンス。それの積み重ねが、こうしたネットワーク型の組織を作っていくのだから。