2018.04.17

久しぶりのランチセッション

昨日、久しぶりにNOKIOO Lunch セッションで指名をもらったので、来社いただいた若者とランチに行ってきた。
 
 
 
ランチセッションとは、NOKIOOメンバーを誘ってランチに行く制度。弊社にお越しいただき、簡単な会社案内を受けてもらい、その後は一緒にランチ。ランチ代はNOKIOOが出します。
リクルーティングだけでなく、NOKIOOが積極的に外とつながること。
指名されたメンバーは自分の言葉で会社のことや考えていることを語ること。
に大きな意味があると思い、昨年2月から運用している。
 
 
 
昨日来た若者は、浜松地区の自動車部品メーカーの工場に勤務をしている20代中盤の男性。今年に入ってから、ふと「世の中」「経済」に関心を持ち、今のまま40歳くらいまで年を重ねていっていいの?と思って、西野亮廣さんや落合陽一さん、佐藤航陽さんらの本を読み漁ると、世の中が大きく動いている中で、自分を取り巻く世界はいかに動きがなく、いびつで変わっているかということに気が付いたという。
 
 
「どうしたらいいんだ?」
「本当にそんな世界があるのか?」
「僕の疑問や不安を聞いてほしい」
 
と、いろいろ情報を探していたら、NOKIOOにたどり着き、浜松で様々な新しいコンセプトで、新しいことにトライアルしている会社に驚いて、僕を指名してランチセッションの「送信」ボタンを震える指で押してくれたとのこと。
 
そんな思いで、勇気をもって会いに来てくれるなんて嬉しいね。
 
 
 
~小川 × 若者 in 浜松四川飯店~
 
・まだまだ20代中盤。早めに気が付いてよかったね。
・20世紀と21世紀でテクノロジーがどうやって社会を変えているのか、これからどんなことが起こって、それが自分の仕事にどういう影響を及ぼしうるのか。
・そんな時代の仕事観やキャリア観ってどう持てばいいのか。
・そういう話を聞いてもらえる人脈を作っていきなさい。
・浜松の製造業・中小企業の中でも経営者がそういう思考をもって動き始めているところはいろいろあるよ、例えば〇〇とかね(具体的な企業名も出しました)。
 
こんな話をしてあげた。
 
 
ところで、最近の僕の悩み?自己認識として、僕は思考の癖として、
 
・自分の見ている世界観や認識していることはおおよそ他人もそういう認識をもっているだろう
・僕がこういうパターンで物事を見るから、それは多くの人もそうであろう
 
というベースで思考をして、コミュニケーションをしてしまう。
 
つまり、周囲の理解力や思考タイプの多様性を前提に柔軟にコミュニケーションスタイルを変えていくところに課題を持っていて・・・という認識をしている。
だから、他者の僕に対する理解と自身の自己理解のギャップをきちんと認識するために久しぶりに360度評価を受けたいと思っているのだけれど。
 
 
ランチセッションでの若者との会話を経て、こういう世の中の変化に対する認識は多くの若い人は持っているのだろうと思っていたら、地方の工場などへの勤務で、生活・仕事のパターンに変化のない人にとってはそういう認識がほぼないということに逆にビックリし、「ああ、また出た、僕の周囲への決めつけ認識」と思ったのと、
 
その生活・仕事スタイルの慣性で出来上がってしまった組織内では、世の中の変化や価値観の変化を口にすることさえ憚られるという空気が蔓延していて、誰にも言えずこうやって外に出てきて、自分が思っているふとした疑問や気づきを恐る恐るぶつけてみている、ということを聞き、こうした地方の若者にもっとインプットをする機会が必要なんじゃないかと思った。
 
 
という意味で、僕の知人でかつセンリャクテキバカな人が、5月からまさにそういう場づくりを始めるといっているのは、浜松のような地方都市かつ、製造業・工場が多い地域にとっての課題解決につながっていきそうだなと思った。情報をオープンにしてもよさそうであれば僕のFacebookページやブログなどでもまた紹介をしていきます。
 
 
昨日のランチセッションはそういう意味で、自分にも気づきがあり、ちょっと新鮮なランチタイムだった。