2018.12.21

組織の価値や定義を変える時は血が流れます(幕末~明治初期は大変だったんだろうな)

 
 
6月末以来の半年ぶりのブログ更新となりました。
 
実は8月末に左足脛骨を骨折し、大怪我。手術・入院を経て10月頭に退院するも、治療のために足に鉄の装具を付け、釘を外部から骨に刺し、ワイヤーピンを外から刺して骨を貫通させて向こうから出して固定する、という状態のままながらの退院で日常生活と仕事に復帰をしたため、なかなか自由もきかず、今年の後半はつらい時間でした。
 
 
 
 
さて今年は会社にとっては、自分たちが大切だと思うテーマを前面に立てて、会社の発するストーリーを変えていくことに挑戦した1年でした。
これまでのNOKIOOは事業主体や事業テーマは顧客側にあり、それをWEB開発や行政受託という形で支援する立場にありましたが、自分たちが大事だと思うテーマを自分たちの事業テーマとして掲げ、その文脈で仕事を取ってくる、その文脈でサービスを作る、ということを頭に置いてきました。
 
 
 
夏には会社案内パンフレットもリニューアル。
一見するとWEB開発やIT支援をしているようには見えないのですが、それでいいんです。WEB開発やIT支援は手段であるのだから、それを使って、つまりは僕たちは何をしたいのかを発信していこうと思っているので。
 
 
 
自分たちの活動が突き詰めると何をしているのか?「つまり何なの?」「so what?」した結果を表現し始めています。
 
 
テーマは「女性」「ワークスタイル」
 
 
 
そんなテーマを変換させて、会社のコンセプトを考え、それに合わせて社内の組織を変えたり思考を変えることに取り組みましたが、これがまた大変。
これまで脈々と築かれてきた社内文化や仕事のやり方、自己定義を変えていくわけなので、それは混乱もあるし、対立もある。自分の理解を作りつつも、見えないものを理解してもらうのは難しい。
“西郷どん”の時代になぞらえれば、明治に入り新しい国づくりのなかで、これまでの役割、価値感で動いてきた士族が反発し、内戦が起きて血が流れるのも当然。そうやって、新しい日本ができてきた。ある意味、大久保利通はその時代をまたぎ、やり方を変えてきたのだから、凄いですね。
西南戦争終結の夜に邸に戻り、「吉之助さ」と崩れる姿の場面は・・・情と志貫徹のはざまでのうめきをみました・・涙
 
 
この1年、こうしたコンセプチュアルなことを考えていたこと、8月末以降2ヶ月ほど怪我により現場を離れたこと、こうしたことから僕の頭の中も具体的なことを強く欲する状態。12月から新しい期が始まり、今年掲げたテーマ(コンセプト)を具現化する期が始まっています。最近覚えた言葉。「PoC」proof of concept 概念実証。これをまさに具体的に動いて、作って、レビューして‥‥を繰り返し、そして自分自身も具体的に動いて、作ってをやっていく一年になりそうです。僕も現場現場。予算持って動きますぞ。
4ヶ月の療養で弱った左足に筋肉をつけ、足元強くするように、コンセプト・方向は見えたから足元をきちんと見て筋力強化とその先のジャンプアップのための筋トレ期間です。