2022.01.10

2022年今年もよろしくお願いします。志実現のために「野心」を正しく使って。

2022年が始まりました。
今年もどうぞよろしくお願いします。
 
NOKIOOは1月4日が仕事始め。例年通り、有志メンバーが集まり、浜松五社神社に初詣をし、商売繁盛、無病息災など祈願をしてきました。
 
この1年でさらに組織ではフルリモート化、ハイブリッド化が発展し、全体比率でみるとリモート率が進んでいるため、これまでの年初全員初詣からは人数も減りましたが、リモートの良さは活かしながらも、こうした節目節目の行事や、合理的は説明できないが大事にしたいものも残しながら会社組織を育て、発展させていきたいと思っています。
 
 
 
 
さて、今年自分の中で少しテーマにしたい、心持ちとしておきたいスタンスとして「野心」という言葉を選んでみました。
「野心」という言葉。
少し僕やNOKIOOにとってはなじみが無かったり、そういうタイプで無いようにも見られているかもしれないので、この言葉を意識しようと思った背景を綴りたいと思います。
 
 
まず大前提として、そして大きな方向性としてはNOKIOOの経営や僕のスタンスは志経営でありたいし、ミッションドリブンであろうと思っています。昨年、10年目を機にあらためて自分たちのMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)を言語化し、ブランドミッションとして「ハンデという思い込みを、価値と機会に変える」と設定しました。
 
 
外部向けのスローガンとしては「見方を変えて、景色を変える」として、年末にこれを中心とした会社案内も刷新をしています。
 
 
私たちの働き方・生き方は、これまでの社会にとって“都合の良いものの見方や取り組み方”に沿うように、規定されてきました。そしていつの間にか、心の中に“思い込み”が作られてきたのではないでしょうか。
 
新しいものの見方を得ること、学ぶこと、新たな手法を取ることで、その“思い込み”から解放され、私たちの働き方や見える世界、生き方が変わり、可能性を広げていく。それは、次なる変革の時代に必要なことです。
 
私たちNOKIOOは、働く場・学ぶ場に、デジタルと新たなものの見方を持ち込み、これまでの働く・学ぶことに対しての“思い込み”を外していくことで、人と組織にパラダイムシフトを起こし、日本の働き方をアップデートしていきます。
 
 
これを実現させるために会社があり、事業があり、そして自分たちの動機になっていることは揺らぎません。
その大きな方向性を持ちつつ、その方向性の中に少し「野心」を入れてみること、「野心」を活用することを意識しようと思ったのです。
 
野心とは少し利己的に聞こえたり、己の欲求を満たすことのように聞こえるため、こういう心持ちを経営者が、会社が持つことに対してはこれまでは抵抗感を持ち、敢えてこういう働きかけやコミュニケーションはしないようにしてきました。
具体的に言えば、他者(他社)を制してポジションを獲る、自分たちの実入り(収益や収入)を増やす、評判を上げて発言力を強くする、など。それぞれを単体で切り出して読んでみると、いかにも自分(自社)中心でいやらしいと感じてしまいます。
 
 
一方で、自分のNOKIOOの志・ミッションが定まってきた中で行くと、このミッションを果たし、社会を変革していくことが求められているわけで、それを実現させるためには、そこに到達する過程において、自分が、NOKIOOのメンバーが、会社にそれを実現させるための資金も評判もポジションも無ければ、思い続けているだけの志・ミッションとなってしまい、何も起こすことができません。
志を実現させるために、野心的にこうしたものを獲りに行き、獲た資金、ポジション、評判をうまくレバレッジを効かせて活用し、必要なところにガンガン投資をしながら、変革を急ピッチで上げないといけないと思っています。
 
そういう意味合いで「志実現のために「野心」を正しく使おう」と思ったのです。
 
 
ということを、社内でも年初にあたって話をさせていただきましたので、ここにその内容をあらめて記しておくことにしました。
 
 
今年もどうぞよろしくお願いします。
 
 
年末にプレジデントウーマンオンラインに記事を掲載いただきました。
この10年強の経営の振り返りや、変革の軌跡、そして女性活躍の事業が生まれてきたことが表現されていますのでぜひお読みください。
 
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