2021.12.12

12期キックオフとRevision2

11月30日で第11期事業年度が終了し、NOKIOOは12月から第12期に入りました。
12月6日には午後一杯の時間を使い、12期のキックオフ(経営方針説明と事業計画発表)とインナーブランディングセッションの「Revision2」を実施しました。
 
 
キックオフを終え1週間がたち、期末/期初感はひと段落し、既に12期の事業計画遂行に向けてガンガンと経営も現場も動き出している感覚を持ちます。
 
 
例年、期初キックオフはスタイルや実施時期はまちまちでした。何週か分けて週次全体ミーティングの場を使ったり、年初仕事始めのタイミングで行ったりでした。
が、期末がどんなに忙しかろうと、期初早々にビチッと方針・計画・それの共有の場を揃えるための準備をし、その場を作ることが事業年度のスタートダッシュを切るのに本当に大事であることを噛みしめてます。
 
 
また一方向で方針や計画を経営層から発表するだけではなく、メンバーに事業計画を受けてのコメントや意気込みを語ってもらったり、キックオフのプログラムの中に、インナーブランディングセッションを設け、各メンバーがアウトプットするグループセッションも行うことで、数字や短期的な実行計画だけではなく、長期視点でこの会社をどうしたい、その中で自分はどうできる・どうしたい、を考える機会になったのではないかと思います。
 
 
 
NOKIOOでは例年、期初にあたっては経営方針書を作り、冊子化して物理的なモノとして社員、アドバイザー・パートナー・株主などに配布をしています。ノキオスタイルの「しないこと宣言」では「紙で出力しない」ということが宣言されていますが、ここだけは別です。各メンバーが現場で、各々の領域で自己の判断で動くためには、その指針となることが記されているものが手元にある必要があります。様々なミーティングで、そもそもどう意思決定すべきだっけ?何を軸として考えればよいのだっけ?となった時には、サッと誰かがこの方針書を出して、それを判断するのに関連する内容を確認します。
経営方針書はこの1年の大きな方向性やマネジメント方針を示すものとして、すぐに取り出して読んだり、確認することで、各自の活動、チームでの認識合わせに活用されること。判断の拠り所として立ち戻るものとして活用されることを期待しています。
だから、物理的に存在感があるモノでならなければならず、これまでは事務所複合機でブックレットを作ってましたが、きちんと外部にオーダーして冊子化をしました。(結構重厚感があって好評です。)
 
※今年の経営方針書
 
 
 
 
今年の方針書は145ページに渡ります。ボリュームはそれなりにありますが、前期中から社内ではよくいろんな議論をしたり、メンバーが自分の受け持つ業務分野においてコンセプトに落とし込んだアウトプットをしてくれたりするので、そういったこれまでの事業活動の中でまとめられている戦略・方向性・モノの考え方・業務への取り組み方などをこの経営方針書用にリバイスしているため、そこまで大仰な作成時間はかかっていません。
僕としては、この経営方針書の中身が、次々とメンバーから元はアウトプットされた内容になり、その比率が高くなっていくことを望んでいます。経営方針を作る一端を担ってもらい、我が経営方針としてオーナーシップを感じてもらいたい。
来年の経営方針書内には誰のアウトプットが採用されるでしょうか(笑)
 
 
経営方針書の全体像はこんなページ立てです。
 
 
 
 
12月6日の方針説明では、全てのページを網羅できないため、主要部分である12期の経営方針/位置づけを中心に説明させてもらいました。
そしてクライアントワーク事業・RHR事業それぞれを、事業責任者の取締役・中原さんと小田木さんから説明いただき、それらの内容を受けてメンバーにも事業計画をどうとらえ、自分として受け止め方や力の発揮場所、何が肝だと思っているかなどを全体に対して話してもらいました。
説明、議論しきれなかったページは、個別にピックアップして、次週からの週次全体ミーティングで取り上げ、全員で認識合わせをしていく予定です。
 
 
 
経営方針説明・事業計画発表会の後は、Revision2ということでインナーブランディングセッションを実施しました。2021年5月に行ったRevisionの続編です。
11期に取り組んできたブランディングプロジェクトの一つのアウトプットとして、そのプロジェクトで定めたミッション・ビジョン・バリューを体現する会社説明資料を作成したため、それを使って各々がNOKIOOの会社説明をロープレしてみよう、というものです。
 
新会社案内スライドはこちら
 
【スライドショー】
 
 
NOKIOOのブランドは、そのサービスや様々なクリエイティブ(WEBサイトやパンフレット)を通じても発信されていきますが、最もそれを体現するのはまさに日々の業務を行い、顧客や様々なステークホルダーと対峙し、コミュニケーションするメンバーです。そのメンバーが自社のことをどうやって説明するか。実際に会社案内資料を手元に説明してみると、結構難しい。説明のストーリー、言葉のチョイス、ロープレで設定した相手を想像して相手の関心事に合わせた説明・・・・
グループワークを行い、仲間のロープレプレゼンを聴き、良かった点、改善点、いいフレーズやワード、こんなことをピックアップし、フィードバックしながら、今後、NOKIOO全体でこの会社を説明する表現を研ぎ澄ましていこうと思っているが、そのスタートとしてのセッションを行いました。
 
 
 
そして12期キックオフの最終セッションは2015年頃から僕のディスカッションパートナーとして、NOKIOOの経営顧問として発破をかけ続けていただいている有賀貞一さんからメンバーに向けて、
 
「若手がやらずに誰がやる!!
NOKIOO顧問 7年目を迎えて
ITビジネス勃興から60年、歴史、示唆
とこれからの展開を題材に」
 
 
 
というテーマで、お話しいただき、若手メンバー(僕も44歳、有賀さんからするとまだまだ若手)に対して、IT業界の60年の歴史から学ぶ教訓と示唆をお話しいただき、長らく大手企業・上場企業から新興企業、そしてIT、デジタル分野の変遷を見てくる中で、僕らがどういうスタンスと視座を持ちながら動くべきかを指南いただきました。
 
 
 
ということで、お腹いっぱいの2021年12月6日、第12期事業年度キックオフを行ったわけですが、頼もしいのは翌日からメンバーがそれぞれキックオフを受けて、チームへの引き寄せ・理解の深耕をしていく機会やミーティングをしながら、実行フェーズへ移していくそのスピード感。
そうそう、僕が12期キックオフで感じた「大事な考え、戦略、チームはできたから、あとはとにかくこれを実行し、その活動量を増やし、高速PDCAを回すこと」が展開し始められていることを感じ、今期のさらに躍進を確信するのでした。
 
 
 
最後にキックオフ頭で表彰した前期(11期)のAward受賞者の記念撮影!!
 
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