2020.12.31

2020年振り返り Best10位・・3位~1位 プラスα

昨日一昨日に引き続きのブログです。
 
2020年が終わるにあたって今年1年のNOKIOOの振り返りをしてみようと思う。
今年もいろいろ組織運営、事業推進上の反省の弁はいろいろあるけど、今回の振り返りはポジティブなことを中心に、2020年はNOKIOOにとってあれががあってよかったと将来振り返ることができそうなことや、自分にとっての初めての経験や自身の学びになったことを中心に適当に1位から10位まで順位付けをしてみた。

最終日は3位から。
 
 
第3位:ノキオスタイルの進化(期待役割・1on1・デジタルワークシフト他・・・)
 
コロナによる強制的なワークスタイル変革の圧があったらからではなくて、本質的に自分たちがどう働きたいか、どう在りたいかに対する問いを組織内で真面目に立ててきた結果、2020年はさらにノキオスタイルが進化したと思う。
 
2016年ごろからマネジメントスタイルを変えて、
 
・(情報も心の中も)オープンに
・コラボレーション
・デジタルワークシフト
・やり方を小刻みに変えられることを奨励
・性善説ベース
 
このあたりを大事にしてきたがゆえに2020年1月から取り組み始めた1on1も大いに機能したし、全メンバーの期待役割定義づくりにパワーをかけて取組み、それを経営とメンバー間で、メンバー同士の間で握ることもすごくよかった。
そして、こうした自分たちのマネジメント手法や考え方が、自分たちの商材である人材育成、組織開発支援、デジタル化支援とつながってくることで商材の裏に流れるストーリーを作ってくれているし魂がこもる。そして、ノキオスタイルの話を話を各所で求められ展開することになってきている。
 
※そんな話を12月10日の浜松でのDXセミナーでもお話ししました。
↓↓イベント登壇者と運営チーム↓↓
 
↓↓その時のスライド↓↓
 
年明けに創業時からの3人のメンバー(小川・中原・小田木)で、2011年創業時からどんな事実・気づき・打ち手・失敗と成功があり、ノキオスタイルが形作られてきているか一つのストーリーとしてコンテンツ化の精度を上げるディスカッションをしようと思ってる。
 
 
 
第2位:復帰メンバーが組織を引っ張るリード役に
 
2020年は会社への復帰の形態や意味合いはそれぞれ違うけど、久しぶりにNOKIOOの現場に復帰してきたメンバーが、うまく組織にオンボードし、そして組織を引っ張る立場で活躍してくれた。
組織から離れている間の過ごし方や、そこでの気づきを復帰時にどう活かすか、組織としてそれをどう引き出すか、こんなことがこれからの様々な組織での論点になってくるように思う。
 
今年のNOKIOOでいうと復帰メンバーは池上さんと河野さんと海野さん。
 
池上さんは5月に育休からの正式復帰だが、”正式”というのは、その前に仮復帰があったから。2月頃から「半育休」を活用して、本格復帰を前に組織の戦略理解、メンバー理解、PJ立案計画に携わってもらったのは非常に大きかった。
 
小川健三ブログ「半育休のススメ」
 
復帰後のちょうど半年後の10月1日に、主に新領域に関わるメンバーを集めて、チームビジョニングミーティングを企画・ファシリテーションしていったのは見事だった。
 
 
 
そして、河野さんは2019年夏の退社からのカムバック。NOKIOOから離れていた期間はベトナムのオフショア開発の現場で、いろいろ見て感じてきたことを聞かせてもらったが、この離れていた期間の経験が、彼女の役割や在りたい姿を描くのにとってとても貴重だったのだろう。復帰後は開発体制・オペレーションへのテコ入れや、チーム育成・教育、そして新事業に対しての理解度を深めながら自分がどういう関わり方でバリューを発揮できるのかを言語化してくれたのは大変うれしいし、組織全体にとっての大きな前進だ。
 
 
最後は海野さん
育休を取り始めて半年ぐらい経過の段階で面談をしたが、復帰に向けての不安やモヤモヤを抱えていたことから、せっかくNOKIOO内に先輩ママが沢山いて、そして育休者向けのオンラインスクール「育休スクラ」をリリースしたのだから受講しなよ。のアドバイスにほぼ即答で受講決定。残り6ヶ月の育休中に育休スクラで学び、考え、どう働くかを”自分で”決めてきた結果、12月からはクリエイティブチームをリードする立場で一段役割をあげてもらい、時間制約のある中で頑張ってもらっている。
 
3人の復帰の仕方やその後の活躍を見ながら、僕もいろいろな経験とマネジメント上の論点を学ばせてもらっており、業績貢献だけではなく、そういう組織学習のネタ提供いう点でも感謝だ。
 
 
 
そして、さらっと
 
第1位:育休スクラのリリース ー PMFしたプロダクトが会社のステージを変える
 
プロダクトができると、ファイナンス、組織マネジメントポリシー、人材採用、マーケティング他、経営をかたちづくる各戦略がプロダクトと整合させるためにシャープになっていく感覚を体感した。
 
会社にとって何はなくともMVV(ミッション、ビジョン、バリュー)は大事だし、NOKIOOもMVVにあたるものはこれまでにずっと大事にしてきたけれど、それを実現する強いプロダクトがなかなか作り出せなくて苦労をしてきた。これまでは自分の作るコンセプトベースの中期事業計画書(計画書というよりコンセプト)と、単年事業計画書に距離感が合って、「それはそれ、これはこれ」の期間が3-4年ぐらいあったけれど、今年の夏からの事業計画策定については、この両者の事業計画の乖離がくっついた感覚を持っている。
 
僕らのMVVをどういう形で実現するかの具体例も見せられるわけだし、2020年は育休スクラが立ち上がり、顧客がつき、ファンを生み、ユーザーが運営サイドに入り共創状態が見えてきたのは、会社としては大きなターニングポイントになるのではないかと思っている。
 
 
 
 
 
ということで、これを書いている今は、大みそかのお昼過ぎ。
午前中は2020年の日々の気づき・振り返りをざっと通して読み返した。3時間もかかった(笑)
 
今年はコロナによる影響で世の中全般的に、物質的世界でうろうろしなくてよくなった分、だいぶ内面を旅した感じがする。物質世界は有限でも精神世界は無限であって、そこであれこれ遊ぶ、広げる・縮めるのが楽しいのかな、と思えてきている。→意味不明?
 
自分の内側と外側の一致ができているだろうか?
ここが不一致だと苦しいし、幸せではない。2017年ぐらいまでの自分がそうだったと思う。外側に持たれている期待や、一般論としての経営の在り方、経営者としてのふるまい方、発言内容というものをスタート地点に物事を考えていたから、内側と不一致を起こしていて、傍から見ると言葉に思いが感じられなかったり、上滑りをしたりということが起きていたのと、その外側の思いが本当の自分の本当の思いだと勘違いをしてしまい、内側に対しての思考がそこで止まっていて、それ以上に堀りに行けてなかったのだろうと回顧する。
 
 
ということを大みそかに思いながら、内側と外側がだいぶくっついたし、NOKIOOのMVV(内側)とプロダクト・サービス(外側)もだいぶくっついてきたから2021年はぶっ放しながら、暴れられる予感を持っている。
 
また来年もよろしくお願いします。