2020.02.15
沢渡あまねさんとのパートナーシップ
NOKIOOのWEBサイトでは12月2日の新着情報として沢渡あまねさんがNOKIOOの顧問(アドバイザー)として就任したことをリリースしましたが、今、NOKIOOと沢渡さんが一緒に何に取り組んでいるのか、どうしてそういう話になったのか、この辺のことを僕のブログで書いておきたいと思います。
(これは「テレワーク・デイズ浜松」2019イベント終了後の写真)
2019年のGW明け、僕が早朝浜松駅を歩いていたら株式会社ラックの原子拓さんとバッタリ。その時の僕の頭の中は、その年の浜松市WLB事業をどう提案・展開しようか、この展開を(会ったこともないけど)沢渡さんにお願いしたいな、何とか繋がれないかな・・・と思っていたところ。確か原子さんと沢渡さんがFacebook上でよく絡んでいるから、紹介をお願いしてみようということで依頼をしたら、即座にFacebook上で繋いでいただきすぐにオンラインで会話。何と沢渡さんもNOKIOOのことを、その前年のテレワーク・デイズ浜松2018の企画実施を通して認識してもらっていたらしく、「どこかで繋がりたかった」と仰っていただき、諸々お互いの考えていること、できること、取り組みたいことを話した。
その数か月後には浜松市WLB事業での協力展開と、テレワーク・デイズ浜松2019でのメインセッションを引き受けていただいている状態に。ビジョンが共有できたら、とやかく言わずスピーディーな展開で物事が進む感覚がすごく気持ちよかった。こうして2019年の夏から秋にかけて、こうしたプロジェクトを一緒に取り組む中でノキオメンバーとのやり取りも増え、NOKIOOの組織やメンバーのことも知っていっていただくことになった。
テレワーク・デイズ浜松2019は沢渡さんのセッションだけでなく、僕も「地方発ベンチャー企業が取り組むワークスタイル「ノキオスタイル」」というテーマで話をさせてもらうセッションを作ったのは、いろんなきっかけを引き寄せることになった。
このきっかけがあったから、あらためて自分たちの働き方の中心にある「考え方」や働き方の「手法」を整理し再認識することができたし、経営面での成果を取りまとめることができた。沢渡さんにも僕のセッションをお聴きいただき、セッション後に「ぜひ一度“ダム際”で小川とNOKIOOが考えていることをきちんと聞きたい」という申し出をいただき、約1か月後に太田川ダム際で約3時間、これからの僕らの目指したい地方都市での働き方(当時はまだRegional HR事業という言葉が生まれていなかったが、その原型)をお話しした。
沢渡さんの地方や遠州地域に関わっている理由や思いもお聞きし、一緒に地方の働き方を変えるために尽力しようという話になる。僕からNOKIOOのアドバイザーとして10 期から入ってくれないかとオファーし、快諾いただき12月からのスタートとなったのです。
(ダム際写真)
沢渡さんはこんな風に言っていた。
「地方だから、仕事がつまらなくても仕方がない」
「地方だから、儲からなくても仕方がない」
「地方だから、職場環境や働き方が窮屈でも仕方がない」
「地方だから給与レベルが低くても仕方がない」
こういう負け根性や諦めみたいなものを変革していくんだ、と。
僕も地域の人材特性に目を向け、こうした人材の可能性を引き出し、力の発揮できる環境・仕事を作っていけば、地方企業も大きく変革するし、伸びしろがあると思っていたので、表現は違うけど、思いが通ずるところがあり、僕らがタッグを組んで、まずは浜松地域で地方都市の人と組織が変わり地方企業が変革していくモデルを創り、日本の他の地方都市にそうしたことを見せていく、仕組みを提供していくということができると思った。
12月からは週に数日は沢渡さんがオフィスにいるし、NOKIOOメンバーと沢渡さんが勝手に絡み始めて、いろんな企画をしたり、人材育成コンテンツを作ったりし始めている。
あと、NOKIOOの働き方もだいぶ進化してきて、外に対しても「ノキオスタイル」としてお話しできる段階に来ているけど、まだまだ変革途中だし、常にバージョンアップしていかないといけないと思っている。
僕の中での課題の一つが、クリエイティブチーム(エンジニアとデザイナーのチーム)が、もっともっと前のめりになり、会社のビジョン・方向性と彼らのやりたいことや得意とすることを重ね合わせてパッションを放っていく、そんな状態を作っていくことが必要だと思っている。会社の成り立ちが元々IT受託開発をスタートとしていたため、どうしても彼らは仕事の工程の後工程で仕事を受け取ることが多かったため、どうやって前方(事業サイド、顧客サイド)に絡んでいけばいいのか、それが分からなかっただろうし、求められてなかっただろうし、抑えられていたのだと思う。そうした過去からのエンジニア組織の文化、仕事のやり方を大きく変えていきたいのだ。
事業サイドとクリエイティブチームが一体になってサービスデザインをしていく、そんな状態を作っていきたいと思っている中で、沢渡さんも、NTTデータや日産でエンジニア組織をマネジメントしてきて、縁の下の力持ちのエンジニアメンバーをどうやって表に出し、パッションを組織内に放っていくかの経験をしてきたということで、クリエイティブチームのチームビルディングや意識改革にも関わっていただいている。
(クリエイティブチームと沢渡さんの勉強会の様子)
ということで、様々な面でがっちり組み始めたNOKIOO×沢渡あまねさんの活動にご期待ください。
応援メッセージもいただきました。