2015.02.10
卒業した人たちが立ち寄る場所に
今日は尼崎出張。
これから積極的に展開していくサービス『ユーザーテスト ON Search』は、NOKIOOが静岡のローカルマーケットから、全国マーケットに向けてサービスを展開していけるように、事業展開を考えているが、そのON Searchの納品・レポートで、尼崎のある工務店を訪問した。
私は大学時代の数年間を関西(神戸)で過ごしたことから、懐かしき阪急電車に乗って、余った時間を使って、母校の恩師を訪ねてきた。
どうやって産学連携の糸口を見つければいいのか、そのヒントが見つけられないかと。
若き現ゼミ生も交えて、様々な話を昏々と。
私が学生の時には、社会学的な専攻しているとマーケティング的な観点は全くなかったけれど、今のゼミ生はマーケティングの話をしても、一般教養での学びと社会経験としてそうした観点をもっていて私の話に対するレスポンスもあり、なかなか面白かった。
そして、夜は大学4年間お世話になったバイト先へ。
大学1回の冬から大学5回生を終えるまで丸々4年間お世話になったお店へ行ってきた。
バイト期が一緒だった2年後輩のアルバイト君がたまたま出張で神戸に来てて一緒になり、同時期に入った○○ちゃんも神戸に住んでるから誘ったら来てくれて、短い1時間程度の時間を濃密に過ごした時間。チーフとも時間と空間を共有して、また当時のようにいろんな教育された感覚を持ちながら、今は帰りの新幹線に乗っている。
大学にしろ、アルバイト先にしろ、昔のお世話になった場所に立ち寄って、相談できる場所があるのは幸せなことだ。
僕は何回か転職をしてきた。当初は昔辞めた会社に相談したり、通うことにとても後ろめたさを感じていた。
なんだろうか?勤めはじめた会社には一生捧げるではないが、かなりの年月を使って全うすることが勤め人の責務という暗黙の常識的なものがあったのかもしれない。
NOKIOOメンバーは現在、アルバイト・パート・役員も含め総勢23名。これまでNOKIOOを去っていた仲間は4年間で3名である。このステージで多いか少ないかはわからないが、昨年末にとてもうれしいことがあった。
去って行ったメンバーの一人が東京のベンチャー企業で活躍しながら、ものになるかどうかわからない段階であっても、仕事の相談をくれたのである。
昔の僕の感覚では、辞めた会社に相談するなんて・・・という感覚があったが、昔苦楽を一緒にしたメンバーがコンタクトしてくれるのはこんなにうれしいもんだ、とその時に感じた。
僕が大学時代を懐かしんで、当時、教育を受けた先生やバイト先の店主を慕って、十数年たっても久しぶりに話をしに行く、そんな関係をNOKIOOメンバーと築いていければと思う。
これからの時代、会社の成長ステージや、個人の成長ステージにおいて会社と個人がつながる時間は長かったり、短かったりすると思う。
NOKIOOも創業ステージから、4年が経ち、成長ステージに入り、メンバーに求められることも少しづつ変わっていく。
個人も個人のキャリアステージにおいて、無理に一つの組織に固執する必要はないと思う。
ある程度完成された組織で、定められたミッションを追及していくのが得意なメンバーもいれば、何も決まってない、組織作りもこれからというステージで組織や事業を作っていくのが得意なメンバーもいるだろう。それぞれ得意とする部分が違うのはそれぞれの個性みたいなものであろう。
面白法人カヤックも言っていた。一定の離職率があるのが企業が成長している段階では健全なんだと。
会社にも個人にも成長段階、成長ステージがあって各ステージで、お互いに必要としているものは変わっていく。
NOKIOOも常に成長を志す会社として、様々なステージを作っていき、その各ステージでメンバーも僕も成長できる機会と、そこをきっかけに社会の様々なところで活躍する人物を作っていきたいと思う。