2015.04.21

永続的な売れる仕組みを作るために

昨年から、社内でも社外でも「コンテンツマーケティング」というキーワードを頻繁に発するようになってきた。
 
 
コンテンツマーケティング、インバウンドマーケティング・・・
 
 
WEBマーケティングにおいて、このキーワードが昨今賑わいを見せている。
このマーケティングが非常に重要であり、これからNOKIOOでも取り組まなければいけない重要な課題であることは、早くからコンテンツマーケティングの必要性を発信してきたイノーバさんから多くのことを学んだ。
 

宗像社長の「商品を売るな」もぜひ読んだ方がいいと思う。
 
 
私の理解ではコンテンツマーケティングは、マーケティングの本質に戻る「Back to  Basics!」である。
 
 
コンテンツマーケティングの内容を少し紹介すると、(株式会社イノーバ WEBサイトより引用)
 

コンテンツマーケティングとは、ユーザーにとって有益な情報(=コンテンツ)を企業が積極的に発信することにより、ニーズが顕在化する前の潜在顧客から「見つけてもらい」、コンテンツを通して顧客との関係性を作り上げていくマーケティング手法です。
"押し売りをしない”点から、インバウンドマーケティングにも非常に近い考え方です。

 
ということである。
 

インターネット上に情報があふれ、SNSを通じて様々な情報が飛び交い、情報過多の時代になっている中で、消費者やインターネットユーザーは本質的な「本物の」情報を必要としている。
 

数年前まで、WEBマーケティング = SEO、リスティング、大量のディスプレイ広告、アフィリエイト・・・・ といかにユーザーを呼び込ませるか、という点でのテクノロジーや手法ばかりが発達してきた。我々もWEBマーケティングと言えば・・・・ということで、時流に合わせて提案をしてきた。
しかしここ最近、これらの手法が以前に比べてレスポンスが落ちてきているように思える。
 
 
私たちが最近リリースしたWEBユーザーテスト「ON Search」のWEBマーケティングにおいても、これらの手法が以前に比べて効かない感覚がある。
 
 
情報があふれる中で、これまでの広告やテクノロジー中心のWEBマーケティングにはユーザーが反応しなくなっている結果だろうと思っている。
 
だからこそ、時間はかかるが本質的な情報や、他社にはない良質なコンテンツを少しづつ蓄積し、発信していく、そして発信の形もビジネスブログやホワイトペーパーダウンロード、ウェビナーなど、ユーザーの受け取りやすいかたちで発信していくことが大切なのであろう。
 

余談になるが、人には、ロジカルには説明できない感覚的なものとして、相対する人の「本気度、本質」を感じ取とれるセンサーがあるらしい。相手と相対する場所がネットになったとしても、こうした感覚が研ぎ澄まされてくると、相手の会社の「本気度、本質」がWEBサイト上のコンテンツを通じて、ユーザーに伝えられるのだと思う。
 
 
WEBユーザーテスト「ON Search」でもコンテンツマーケティングの一手段として、WEBユーザーテストを実施する中から蓄積されたWEB上のユーザーの動きについて、様々な共通する法則やTIPSを発見し発信するための「ナレッジ」コンテンツを立ち上げた。
 
 
 
こうした取り組みは非常に時間がかかるが、永続的に会社を強くする源になると思っている。
 
  • 個々の営業マンの力に頼る
  • 流行の手法に頼る
 
こうしたことも並行して必要ではあるが、売れなくなったら、また次の人や手段に頼らなければならない。
 
永続的な売れる仕組みを作るために、今こそ会社としてコンテンツマーケティングが重要な経営課題だとして取り組まなければならないと思っている。
 
 
そのような流れもあり、こうしたテーマのセミナーも開催をします。