ワークスタイルブログ

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2020.06.14

つきあい残業の罪と罰と対策方法~『職場の問題かるた』より~

みなさんこんにちは。

「働き方改革」「生産性向上」言えど叫べど、なかなか変わらない職場のどんより景色。

「どこから変える!?」「いつからやるの!?」たまるモヤモヤモ。みなさんも思い当たる節があるのではないでしょうか。

このコラムでは、NOKIOO顧問の沢渡あまね氏監修の「職場の問題かるた」(技術評論社刊)を使い、職場の「無理」「ムダ」「おかしい」について提言をお届けします。

 

<今回のテーマ>

け:けじめなく,今日もなかよくダラダラ残業

出展:『職場の問題かるた』(技術評論社 作:沢渡あまね/絵:白井匠/CV:戸松遥)より

 

◆つきあい残業の罪と罰

ほんとうはもっと早く帰れるのに、上司がいるからあがりにくい。周りの人たちが帰らないから、席を立ちにくい。いわゆる「つきあい残業」。

・30分で終わらせられる仕事を、わざわざ1時間かける

・Excelファイルを何度も閉じたり開いたりして、時間を稼ぐ

・社内資料なのに体裁や文言にケチをつけて何度も差し戻しする

・かたくなにITを使わない

・会議や打ち合わせで時間を稼ぐ

 

こんなふうに、つきあい残業が恒常化している職場では、社員は「上司がいる間、いかに時間を稼ぐか」に心が向きがちです。

その結果、「仕事ごっこ」や「仕事しているふり社員」がどんどん増えていきます。

その時間分の残業代が支払われるならば、個人としては割り切れるかもしれません。

しかし、成長欲求やモチベーションの高い人であればあるほど、やがてそんな環境に馬鹿馬鹿しくなって辞めていってしまいます。つまらない仕事で長時間拘束されるのは苦痛ですから。

 

◆改善できない人たちを量産する環境へ

このようなカルチャーの職場では、業務の効率化や改善が生まれにくいです。「仕事ごっこ」にまみれている環境は、効率化を試みたところで、早く帰れるわけでもなく浮いた時間で新たなチャレンジをする発想もない。あるいは、周りの人たちに足をひっぱられる。

なぜなら、時間稼ぎのための仕事を減らされてしまうから。

こうして、どんどんと残念な仕事ばかりが増え、さらには改善できない人たちを量産するのです。これは組織として大問題です。

 

◆管理職こそ早く帰って!

ズバリ言います。管理職こそ早く帰ってください。

 

え、会議が多すぎて帰れない? ならば、会議を効率化してください。わざわざ移動しなくても参加できるよう、リモートで参加できるWebミーティングなどITもフルに活用しましょう。

 

え、決裁処理で忙しい? ならば、移動しながらでもスマートデバイスを使って決裁できるワークフローシステムを入れてみてはいかがでしょうか?

 

え、帰ってもすることがない? ならば、趣味を見つけるなり、あるいは仕事に関連する勉強会のコミュニティなどに参加してみてはいかがでしょうか?

 

「今日は定時前であがるぞー。社外の勉強会に参加するからね」

こういって上司が率先して早く帰っていくと、部下たちも気兼ねなく早く退社できる空気が醸成されていきます。また、部下も「社外の友達と会う」「勉強会に参加する」など率先してプライベートな理由で定時退社/早帰りを言い出しやすく、実行しやすくなります。

 

◆「ノー残業デー」ならぬ「ノーBOSSデー」

ある会社では、部下を帰す「ノー残業デー」ならぬ「ノーBOSSデー」なる日を定期的に設けています。上司が率先して帰る日を設定したり、管理職は週に1回はテレワーク(自宅などオフィス以外の場所でITを駆使して働く仕組み)を義務付けていたり。このように、強制的かつ物理的に上司がいない環境を作ってみるのはいかがでしょうか。

 

・上司がいなくても回る仕事のやり方が構築するチャンス

・コミュニケーションのやり方を見直すチャンス

・ITを活用して生産性を上げるチャンス

・部下の主体性を育むチャンス

 

ぜひ組織も個人も成長できるチャンスととらえてください。

 

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『職場の問題かるた』
べストセラー『職場の問題地図』から生まれた、働き方改革の最終兵器。
みんなが思っている、けれどなかなか口に出せない職場の問題を「あ」から「ん」までのかるたにした職場に常備しておきたいコミュニケーションツールです。
▼職場の問題かるた特設ページ
http://gihyo.jp/book/sp/karuta/shokuba

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