ワークスタイルブログ

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2020.06.13

「苦手な仕事」「得意な仕事」を書き出そう~『職場の問題かるた』より~

みなさんこんにちは。

「働き方改革」「生産性向上」言えど叫べど、なかなか変わらない職場のどんより景色。

「どこから変える!?」「いつからやるの!?」たまるモヤモヤモ。みなさんも思い当たる節があるのではないでしょうか。

このコラムでは、NOKIOO顧問の沢渡あまね氏監修の「職場の問題かるた」(技術評論社刊)を使い、職場の「無理」「ムダ」「おかしい」について提言をお届けします。

 

<今回のテーマ>

く:苦しまぎれに「できます!」「がんばります!

出展:『職場の問題かるた』(技術評論社 作:沢渡あまね/絵:白井匠/CV:戸松遥)より

 

◆「できない」「やりたくない」「理不尽な」仕事との正しい向き合い方

気が進まない仕事。

やりたくないルーチンワーク。

苦手な事務作業。

理不尽なクレーム対応。

 

誰しも気の進まない仕事はあります。けれども、

「何を甘えたことを言っている。社会人たるもの、理不尽な仕事も耐えて当然だろう」

そんな正論をいわれると、なかなか「できない」「やりたくない」とは言えないもの。

気合と根性でナントカしようとしても、苦手なもの苦手。イヤなものはイヤ。うまくいかないこともあります。これでは少子高齢化の人手不足のこの時代、苦手な仕事まみれ、理不尽まみれの職場はなり手がいなくなります。

今回は、「できない」「やりたくない」「理不尽な」仕事との正しい向き合い方を考えます。

 

◆まずは書き出そう

無理して苦手な仕事を続けてミスをして叱責され、やがて心が折れてしまう……。そうなる前に、まずは各自の「苦手な仕事」「やりたくない仕事」と「得意な仕事」「やってみたい仕事」を書き出してみましょう。紙でもホワイトボードでも構いません。

それだけで、「この仕事、やりたくないと思っていたんだ」「苦手な人に、苦手な仕事を任せきりにしていた……」など、チームの問題の景色合わせをすることができます。

 

なぜ、「得意な仕事」「やってみたい仕事」も書き出したほうが良いのか?

ポイントは2つです。 

 

(1)「苦手な仕事」「やりたくない仕事」の書き出しに終始すると、ネガティブな空気になってしまう

(2)「得意な仕事」「やってみたい仕事」を知ると任せることができ、モチベーションと生産性があがる

 

もしメンバーがなかなか書き出してくれない場合は、リーダーが率先して書き出して手本を示しましょう。

「苦手って言ってイイんだ」

「やってみたい仕事をアピールしてみようかな」

リーダーが積極的に書き出すことで、メンバーも自己開示しやすい雰囲気になります。

 

◆次に「向き合い方」を決める

次に「苦手な仕事」「やりたくない仕事」との向き合い方を決めます。この作業も、チームでわいわいがやがややると良いでしょう。以下は向き合い方の例です。

 

(1)やめる

→皆がイヤだと思っていた仕事は、やめたほうが組織にとっても個人にとってもヘルシーです。

 

(2)頻度を減らす

→毎日ではなく、週1回、月1回など頻度を減らすのもありです。

 

(3)得意な人/やりたい人がやる

→得意な人ややりたい人がいるならば、その人に任せるのも良いですね。

 

(4)外注する

→苦手な素人が無理してやるより、得意な専門家にお金を払ってやってもらったほうがモチベーションも生産性もあがります。

 

(5)自動化する

→ITを使って自動化するのもありです。ミスも格段に減らすことができます。

 

(6)持ち回る

→。「公平な痛み分け」も、メンバーの納得感を醸成するマネジメントの一つです。

 

(7)そのまま続ける

→どうしてもそのまま続けざるを得ない仕事もあるでしょう。その場合、「スキルアップにお金や時間を掛ける」「評価する」など組織としてできるサポートを考えてください。本人の気合・根性・ボランティア精神だけに依存するのは、アンヘルシー(不健康)です。

 

◆まずは「まんざらでもない」くらいから

「働き方改革」「モチベーションアップ」の文脈で、職場の雰囲気をワクワクさせようとする取組みも目立ちます。しかし、無理にワクワクさせようとしても逆効果。それよりも、目の前の苦手な仕事、理不尽な仕事をなくしていったほうがよっぽどモチベーションも生産性も高まります。

1つでも2つでも好きな仕事、やりたい仕事を任せてくれたら、「まんざらでもない」「頑張ってみよう」と思うかもしれません。誰もやりたくない仕事は持ち回りにするだけでも、公平感が生まれます。エンゲージメント(人の、組織や仕事に対する帰属意識/誇り/愛着など)はこうして高まるのです。

個人の得意/不得意に理解を示し、向き合ってくれる組織は「まんざらでもない」です。無理にワクワクを目指さず、まずは「まんざらでもない」を目指してみませんか?

 

最後に一つ。

人は好きな仕事/得意な仕事を任せているときのほうが、生産性は3倍から5倍高いそうです。

 

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『職場の問題かるた』
べストセラー『職場の問題地図』から生まれた、働き方改革の最終兵器。
みんなが思っている、けれどなかなか口に出せない職場の問題を「あ」から「ん」までのかるたにした職場に常備しておきたいコミュニケーションツールです。
▼職場の問題かるた特設ページ
http://gihyo.jp/book/sp/karuta/shokuba

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