ワークスタイルブログ

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2018.06.27

第3回「女性活躍パワーアップ大賞」にて優秀賞を受賞

何と‥‥並みいる大企業や優良企業と並び、公益財団法人日本生産性本部のエンパワーメント・フォーラム2018においてNOKIOOが女性パワーアップ大賞の優秀賞を受賞しました。
 
 
 
 
損害保険ジャパン日本興亜、ファミリーマート、田辺三菱製薬、健祥会、NTTコムエンジニアリングなどの社歴も社員規模も圧倒的に異なる企業と並ばせていただくのは、とても恐縮ですが、女性活躍が地方や私たちのような中小企業・ベンチャー企業から起こっていくこともとても大切なことです。
 
 
6月6日の表彰式には代表取締役の小川が出席。表彰状と盾をいただき、受賞企業のそれぞれの取り組みを伺い、意見交換をしてきました。
 
 
こちらの冊子に受賞企業各社の取り組みが紹介されています。
 
 
 
 
各社の具体的な取り組みが大変参考になりますが、共通しているのは、ダイバーシティーの推進(その中の一つの女性活躍推進)が経営戦略の大きな柱であり、会社トップがコミットしてこれに向き合う姿勢を持っていること。
同じ優秀賞を受賞されたファミリーマート様と小川が後日お互いの取り組みの情報交換をしたようですが、まさにファミリーマート様の事例も、一番の軸にトップのコミットと強力な推進があり、それの元に取り組まれた施策が成果を上げ始めているようでした。
 
 
弊社の取り組み(こちらの冊子に記載された内容)を以下にご紹介します。
 
 
 
 
 
【優秀賞】 株式会社NOKIOO
 
住  所:静岡県浜松市東区和田町919-3
ホームページ:https://www.nokioo.jp/
従業員数:23人(男性:11人・女性:12人)
業  種:IT
 
1.取り組み、活動に至る経緯・課題・目標
 
現代は急速な変化と多様な価値観に満ちた社会であり、絶対的な共通正解がない時代であると考えられる。その為、社会で起きる課題に対して、皆が一定レベルで納得できる解決策を共に考え、そこから生まれる新しい価値を創造、「共創」していくことが求められる。それには1人1人の考える力を養い、やりがいを持って能力を発揮できる環境作りが課題である。また、男女の区分けなく、全ての関係者が持てる能力を100%発揮できる様にする事も、合わせて重要な課題と考える。
2017年度中に下記に記す具体的な施策をリリース、運用し、現実のものに変えていく予定である。
 
2.具体的な取り組み、仕組みや工夫などについて
 
取り組みとして、①経営者自身のコミットメント、②社員に展開する具体的な施策を上げる。
 
①経営者自身のコミットメント
経営者自身の学びをメンバーの成長に繋げる責任があるというポリシーのもとに、働く1人1人が目先の業務だけでなく、将来を見据えた成長ステップを意識し人生に対するビジョンを考える姿勢を持つ組織作りに注力している。
 
上記を実現する上で必要な具体的な取り組みとして、以下3点をあげる。
 
(1)後述する様々な制度設計・運用により、メンバーの成長を組織的に促す。
(2)制度設計し展開するだけではメンバーの利用が十分に促進されない為、経営トップが自ら各制度を利用し、メンバーに利用する具体的なイメージを見せると共に、制度を利用したメンバーを褒める、人事評価に反映させるなど、組織に制度を恒久的に定着させる土壌を形成している。
(3)経営者は常に外部環境と内部環境を観察すると共に、自社の取り組みの良い点も悪い点も、自社HPやSNSなどを通じて発信を続けている。これにより、内外からタイムリーにフィードバックが得られる為、良い制度は残し、悪い制度は無くす。新たに必要な制度は、設定する、といったサイクルを高速で回し続ける事が可能となる。この様にして常に自組織に必要な制度が設置され、利用が行われる様に務めている。
 
②社員に対する具体的な施策
 
以下、12点を具体的な取り組みとして実施している。
 
【1.Vチャレ(人事評価制度)】
NOKIOOでは一方的な人事考課はせず、会社とメンバーが進むべき方向をすり合わせる作業を大事にしている。会社の将来ビジョン(方向性)と個人の自己実現やキャリア(方向性)の確認を期初・期中に行い、それに基づいた個人目標設定したものが「Vチャレ」シートである。 メンバーそれぞれが組織の中で貢献し、チームの一員としてのパフォーマンスを最大限発揮し、そして個人のビジョンにも向かっていくことができたら素晴らしい。こうした内容をすり合わせるのが「Vチャレ」。Vチャレでは、NOKIOO企業理念を「基本となる価値観」や「行動原則」に落とし込み、個人目標の達成度合いやNOKIOOwayにそった貢献がされているかに基づき、複数人による多面的評価で、上長の主観や数字に偏在することのない個人評価制度を実践するためにも利用されている。
 
【2.家族の介護看護休暇】
何らかの形で介護が必要なメンバーは、有給休暇とは別に、病気・けがをした家族の看護や、通院、予防接種や健康診断の為の休暇を取得できる制度である。取得に当たっては上司の承認が得られればよく、子ども1人あたり5日/年の付与。 
 
【3.子供の看護行事休暇】
小学校就学前の子供がいるメンバーは、有給休暇とは別に、 病気・けがをした子の看護や、予防接種や健康診断、行事参加の為の休暇を取得できる制度である。取得に当たっては上司の承認が得られればよく、子ども1人あたり5日/年の付与。 
 
【4.コアタイム制】
NOKIOOではコアタイムを定めており、始業の9時~16時までは外出予定のない場合は、社内勤務をすることになっているが、16時以降はいったん自宅に戻り夜に残りの業務をするなどのフレキシブルな時間利用を奨励している。家庭の事情で子供のお迎えがある場合や、夕方に学校に通いたい人など、夕方の時間を有効に使い、効率的に生産性を上げることに活用する。また、コアタイム無いであっても上司が必要と認めた場合は、社外での勤務や時間調整を認めている。
 
【5.働く道具は個人の好み(BYOD)】
 個人デバイスを職場に持ち込んで働くスタイルとして定着しつつあるBYOD(Bring Your Own Device)をNOKIOOでも基本スタイルとしている。自分仕様にカスタマイズしたノートPCを会社に持ち込めば、社内ネットワークにアクセスが可能で、いつでもどこでも最適な社内環境で働くこともができるし、普段使い慣れたデバイスで働くことで効率的な作業ができる。最近は、ノートPC、タブレットPC、スマートフォンなど複数デバイスを持ち歩く人も多いですから、できるだけ自前の環境で働けるメリットは一度味わうと離れられない。併せて、情報セキュリティに優れたシステムを導入する事で、情報流出のリスクを防ぐ手立てを行っている。
 
 
【6.旅先どこでもオフィス】
  プライベートの旅行・帰省などで通常オフィスを離れる場合でも、一次的に渡航先などの場所での業務実施を勤務とみなす制度である。カレンダーの並び順で、せっかくの旅行や帰省時にやむを得ず戻らなければならない場合にせっかくの旅行、せっかくの帰省での家族との時間、できるだけ貴重な機会を活かせるように、普段からリモートでも業務ができる環境を作ってきていることを活かし、制度化した。
 
【7.ラウンドロビンランチ】
  メンバーが総当たりで1対1ランチを行い、ランチ代は会社が負担をする制度。アルバイト・パートメンバーも含め全員が総当たりメンバーに参加している。ランチタイムを通して、メンバー間のコミュニケーションを深める機会を作り、お互いの仕事内容や関心事などを知ることのきっかけの場づくりとなることを目指す。
 
【8.楽しいNOKIOO】
  働き方や、業務内容や携わるプロジェクトによって、あまりコミュニケーションをとる機会の少ない社員間のコミュニケーションを活性化させ、少数精鋭のNOKIOOをより成果の出せる集団にするため、社内コミュニケーションの活性化を目的に、「会話のできる環境づくり」を目指して、「楽しいNOKIOO」として活動をしている。年2回、部門・性別・年齢が異なるメンバーで組成し、会社が費用補助をする形で実施している。
 
【9.「本」とに買っていいのよ】
  業務に必要であったり、自己研鑽に必要な本の購入費用を会社がサポートする仕組み。年間で一定の購入額を各個人ごとに持ちます。購入した本は会社内の個人本棚に置いて、メンバーのインプットにも貢献させる。先に経験した人、先人の学びを抽象化して表現されたものからインプットする。そのインプットと自分の中のファクトと照らして、融合させて、自分の中のモノにする。スピード感を上げて成長を欲するNOKIOOにとって、本は本当に欠かせない存在である。メンバーに書籍から学び、実践する機会・経験をしてもらうためのサポート制度。
 
【10.edge NOKIOO】
  テーマは参加メンバーが各々発表したい題材を挙げてメンバーで投票を行う。多数決で上位2つの題材が次回の発表テーマとなる。投票の少なかった題材は、メンバーを成長させるにはまだまだ不足のある題材だろうということで、次回以降のテーマ繰り越しは無し、という仕組みでテーマが決まる。
  参加メンバーにとって魅力あるテーマでなければ、なかなか発表の機会を得ることができない。NOKIOOではこのedge NOKIOOを通じて、理念である「新たな価値を創造する」きっかけづくりを行いたいと考えている。
 
【11.社内ミーティングの議事録をオープン化/コンテンツの見える化】
社内で実施される議事録は必ず、社員全員が閲覧可能な掲示板に掲載し、情報がオープンになる様にし、社内には55インチの大型ディスプレイ3台設置。打ち合わせ等で使用しない時は、経営計画や各部の打ち合わせ資料や顧客提案資料などの様々な情報が常時スライドショーで表示され、社内に自然と情報が流れる仕組み作りを行っている。その他、毎週1回、代表取締役より社内メンバー全員に対し、その週で起きた出来事等を総括する社内広報を実施。メンバー全員が等しく情報に触れられるよう留意している。
 
【12.フリーアドレス・社内シェアオフィス】
浜松本社、東京支社、浜松駅サテライトオフィスの3拠点を活用し、メンバーが自身の裁量で働く場所を決めていく。各拠点はフリーアドレススタイルを採用し、複数拠点をシェアオフィスの様に活用していくのもNOKIOO流のワークスタイル(ノキオスタイル)である。異なる分野のメンバーとの雑談から生まれる創造や、効率性・生産性を重要視した個々人裁量の仕事場所選択がノキオスタイルの根幹にある。
 
 
3.取り組み、活動により得られた成果(生産性への貢献など)
 
①社員視点での成果
・仕事への意欲の向上(家族への罪悪感を抱えながら仕事をしていた社員が仕事に前向きにまい進できるようになった/在宅勤務やコアタイム制でお迎え等の育児を担えるようになり、家族の仕事への共感が増した)
・スキルアップに取り組める(時間効率を高めて仕事が出来るようになった結果、資格取得やオンラインスクールに時間を投じる社員が増えた)
※専門スクール通学者(短期含む) 6名/資格取得者 多数
 
②経営視点での成果
・業務スピードの向上(素早い情報共有と意思決定が出来るようになった/新制度の導入や、新規事業の立ち上げなど、社員の変化への適応が早くなった)
・人材育成の進展(仕事への意欲が高まった結果育成効率が向上/オンライン会議などITを活用した仕事スキルが蓄積された/子育てなど時間を制約にせずに社員に多様な経験と役割を担ってもらえるようになった)
・新しい価値の創出(女性視点での新規事業の立ち上げなど、男性だけの組織では生まれ得ない新しい価値が組織から生まれている/地域のベンチャー企業組織の立ち上げと行政連携など、地域の活性や教育など従来ない事業分野での実績などが増えている/女性活躍・働き方改革でのメディア掲載・新聞連載などの機会が増え、大きな広報効果を生んでいる)
・優秀な人材の応募・採用(中堅や大手企業からの転職希望者の増大/2017年度の採用実績8名、うち大手企業出身者4名)
 
 
4.次年度以降の予定
■これまで述べた活動を、維持継続していく。
■その中で、社員より出た改廃の声に合わせ、制度設計・運用を最適化していく。
■女性を中心とした働く場所、時間に制約の多い社員を対象に、以下の取り組みを会社負担で実施していく予定。
 ・WEBマーケティング/プログラミング等のITスキル向上講座の受講
 ・キャリアカウンセラーとの定期的な面談
 ・直属の上司との毎月1回の1対1の面談
 ・交通利便性の良い場所にサテライトオフィスをオープン  など
■女性の人材育成・キャリア開発支援「育勉事業」
・女性のキャリア支援を目的に、2016年12月に一般社団法人育勉普及協会を設立。
育児期の両立スキルをオンラインで学べる認定資格に。《育勉インストラクター》を全国で育成。
・企業の他、育休者ネットワーク・教育機関・地域女性団体などと連携し、女性の学びの場づくりを進める。
育成の理念に共感し、地域で先生として活躍したいという女性を育て、育勉インストラクターとして認定しています。女性起業家、育休取得者、企業の女性活躍担当者など、取得者が広がっています。(「育勉」で検索!  https://www.ikuben.jp/)
 
 
 
 
 
■小1の壁なんか怖くない!「学童norue事業」
・学童norue(ノルエ)は、地域単位の学童保育情報を掲載した、小学生保護者の交流プラットフォーム。
・浜松版を2018年6月にリリース。同ブランドで順次地域サイトを開設予定。
・浜松版は社会起業団体“学童保育を考える会”と連携。地域パートナーに運営ノウハウや仕組みを提供する。