2015.02.13

このサービスに託す思い

我々の提供するサービス、ユーザーテスト ON Searchは何のためにあるのか?
 

昨年からこのサービスを仕込みをする中で、どう売るか、どういう販売戦略とるか、売れ筋の価格設定は?など、売らんがための試行錯誤や思いを巡らせることに多くの時間を割いてきた。
 

それも大事だけれど、本質的にこのサービスは世の中に何を提供して、どんな価値を残してくのか、そんな本質的なことは何なのかをどう考えているのか表現したい。
 

まずもって最も優先されるものとして、このサービスを利用するクライアントのWEBマーケティングに対して成果を出すための具体策を提示したいことは言うまでもないことである。
 

今日、このブログで取り上げたいのは、前述の言うまでもないことではなく、もう一つ大切なこと。
 

僕はWEBに関わる仕事をはじめて約8年が経つ。同業界の人と話をして、「この業界はね・・・しょうがないですよね・・・・」と交わされるものがある。
この業界は、制作者やディレクター(営業にとっても)にとって過酷な仕事環境(ザンギョウアタリマエノ・・・)なのである。
 
それから、企業のWEBマーケティングの支援、コンサルティングをしている中で、様々な提案やWEBサイトの改善をしてきたが、もちろんログ解析などの一部には明確なデータに基づく提案をするのであるが、いまいち根拠のそろっていない材料の中で自身の提案は適切なのかという、根拠の乏しい結論に基づく提案をしてきたことは否めない。
1月のセミナーで当社の中原が表現していたが、まさにこんな気持ちが一部であるのである。
 

申し訳ございません。経験と勘で提案してきたことの一部には間違いもありました!と。
 

なぜ制作者やディレクターが過酷な仕事の環境になるのか、その一つの要因として、WEBサイト運営側も制作者側も、実際のそのWEBサイトの利用者が抱く思いや、操作する情報を持ちえないなかで、解決策を議論するからだと思う。
結局、「声の強いものが勝ち」的な感じで、WEBサイトのデザインや作り方、細部が決まっていく。そこには、それを実行するうえでの根拠はあいまいである。そんな根拠があいまいな中で、制作者たちは声の強い者の感覚による指示によって、右往左往し、作り直しを強いられていく。
そんな状況を見てきた私たちは、非常に違和感を感じてきた。
NOKIOOを立ち上げてからも、僕は「制作者の個人的な無理と頑張りに支えられて何とか収益を出すような会社にはしたくない」と言ってきている。
 

ユーザーテスト ON Searchによる結果が、ぜひ全国のWEB制作者とWEBサイト運営者にとって、判断の基軸となる情報を提供し、判断の基軸がない中でのあいまいな議論によって、制作者が右往左往する状況を少しでも解消していければ、このサービスを提供することで、彼ら彼女らの仕事環境を改善し、生産性を高めるという結果で、貢献できることで私たちも喜べると思う。
 

そんなおもいも乗せて、届けるべき人達にこのサービスを届けるべく販売戦略を考え、実行したいと思う。