2023.09.17
浜松地域の越境学びカルチャー・プログラムへの取り組み
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こちらは先日9月6日に行われた「第1期未来型ワーク企業 次世代人材育成プログラム」の最終日Day10終了後の集合写真で、参加企業の経営者・マネージャー向けに行った報告会で利用したスライドの表紙になります。
第1期に参加頂いた企業の一覧はこちらです。
この取り組みについては日経新聞から取材を請け、記事にされました。
僕のXアカウントでこの記事を共有した際に、次のようなコメントをしました。
「このところNOKIOOの人材育成の取り組みは首都圏や大企業向けが中心でしたが、ようやく念願の地域展開ができ始めました。
NOKIOOがRegionalHRというワードを使い、地域の未来志向の人と組織のアップデートに貢献していくことを志したことの具体としての展開です。」
このコメントから1週間ほどが経過しましたが、じわじわと自分の中ではここでコメントしたことが、正に自分の本音の中心部分であると認識が強くなってきています。
僕が30歳手前で大手企業を辞め、東京から地元浜松にUターンしてきました。その際に感じたのは、
地方都市で流れる働くこと・キャリアに対しての受け身感、目的意識や自ら働くことに対して仕掛けていく前のめり感の欠如、職場の古臭さ、盲目的に従来の在り方・やり方が継続されている感じ・・・・
年功型、上座・下座的組織内序列、タテ型地域社会…
そうした環境に身を置くことになり、地方で働くとはこういう事か、、、と諦念さえ覚えかけたし、「やっぱり選択間違ってました!」として、再度、東京に働く場・キャリアを求めようとも思いかけたことを思い出します。
そんな地方都市で自分のキャリアを描くのは難しく、実は浜松に戻ってからは6年で3社を経験し、働き方、マネジメント、リーダーシップの反面教師やリアルな現場を一杯見ました。
NOKIOOを2011年に創業し、自分達の会社は新しい働き方、目的意識、チームの在り方に前例に捉われることなく挑戦していこうと考えスタートしたものの、自分の中に強く染みついている思考と行動様式を簡単に変えることはできず、様々な苦労と衝突と、その中からの学び、試行錯誤があって今に到達をしていると思います。ちなみに僕たち世代はそれでもその時代を生きてきて、沁みついた、血液の中に組み込まれているでしょうから、これからもっと若手世代に地域を変え、働き方を変え、もっと本質的な地域社会と地域から世界へと飛躍する流れを創り出してほしいと思っています。
そんな中で、NOKIOOが地域にできることは、大手企業を中心に私たちの“パフォーマンスワーク”コンセプトの元の人材育成プログラム、チームワークスキルトレーニングを地域に適応させ、地域社会への貢献を行うことです。大手企業を中心にビジネスを展開することは、売上の増加や収益の確保に効果的かもしれませんが、それはNOKIOO以外でも実現可能です。
2020年~2022年まではコロナによる急速なオンラインシフトを追い風に、それ以前では浜松からリーチし得なかったエリア、企業に対して、マーケティング・営業のDXにより大企業シフトしていた活動を、2023年からもう一度地域での活動を再開しようと動き始め、ここまで述べてきたような想いを載せてはじめたのが冒頭ご紹介のプログラムでした。
地域の若手リーダー人材が、地域内外の人材と越境して学び、新しい思考・行動様式を身につけていくことで、地方都市の働き方・キャリア・組織の在り方が変わっていくことの一助になればと思っています。
またこの活動だけではなく、この8月からは株式会社Wewillと共同の活動として、“金曜日のGarage”⇒「金ガレ」をはじめました。
NOKIOOがこの9月から本社を置くことにしたThe Garageに学びを中心としたコミュニティーを創っていきます。8月25日には第1回目の取り組みをスタートさせ、この地域に学びコミュニティー、学びカルチャーを創っていきたいと思います。
第2回も参加者募集中です。
一緒に学んで、それを仕事で試し、自分たちの仕事のレベルをあげて、新しいことに挑んで、未来を共創していきましょう。