2020.05.25

人材採用で成果を生みながら、自組織をオープン型組織に変える万能ツール“ランチセッション”

ちょっとタイトルが誇大広告みたいですが(^-^;
 
 
NOKIOOランチセッションをはじめて約3年。この取り組みはNOKIOOの組織づくりにとっては無くてはならない取り組みと気づき、この価値を他の、僕らと同じように新しい組織づくりに取り組む会社も巻き込んで取り組もうと“ランチセッション”ツールをリリースしました。
 
 
 
 
・その会社のことがちょっと気になる
・だいぶ気になっていて求人に応募しようと思っているけど事前にもっと知っておきたい
・この会社の社長の発信内容を直に聞いてみたい
・メンバーってどんなことを感じて働いているのだろう
・実際の働き方はどんな感じ?
 
などなど、
 
こうしたリアルで手触り感のある情報ってやっぱり、現地現物でその会社に行ってみて、そこで働く人と会話する中で感じられるもので、WEBサイトやSNSといったネット上の情報だけでは得られないですよね。
ランチセッションはランチの機会を通して人と会社を結びつける取り組みで、こうしたリアルな情報や雰囲気を応募者に感じてもらう取り組みです。
 
 
2017年1月4日の年始スタートの日に取締役の中原さんと飲みに行った席で、こんな取り組みどうよ?からはじまったNOKIOOランチセッションは、ここ3年間の取り組みをする中で、約80名の方に利用いただきました。
 
その80名の動機の内訳をざっくりと分類すると、
 
求人に対しての関心者:1/2
ビジネス的なつながりの関心者:1/4
人生相談やその他:1/4
 
といった感じでしょうか。
 
そして「求人に対しての関心者」の1/2の約40名のうちの2/3程度(26名くらい)に求人サイトからエントリーいただき、10名弱を採用してきたという結果。
今のNOKIOOを構成するメンバーの半数近くをランチセッションの機会を通じて、コミュニケーションし、相互理解をしながら一緒にこれからバスに乗る仲間として迎えているのです。
 
 
ランチセッションでは“採用活動の一環”としてうたっていませんので(実際にそこまでの肩ひじ張った場というよりは、ちょっと初対面の人とランチに行くぐらいの捉え方ですし)、こっちもラフに接しますし、あっちも結構ラフに接してくるのが、おおよそのランチセッションの雰囲気でしょうか。そんな雰囲気の中で、ランチセッション応募者に素のNOKIOOやメンバーのことを知ってもらえればと思ってやってきましたが、結果的には上記の通りの採用につながり満足している状況です。
 
 
僕がランチセッションをしてきた中で、人材採用面以外で印象に残っているのは、
 
 
・浜松エリアのとある製造業に勤める20代の若者が、製造業の工場勤務のルーティーンの中とは異なる、ダイナミックに動いている世界があることをホリエモンやらキンコン・西野の本で知り、一体どうなっているんだと、誰かと話したいけど、当然同質的な職場の中では先輩も同僚も話が通じず、浜松でそんな話ができる場を探している中でNOKIOOランチセッションに辿り着いてきたこと。
2018.04.17 小川健三ブログ 「久しぶりのランチセッション」
 
 
・お取引先の若い女性社員の方が、NOKIOOの若い女性社員を指名してきて、ランチの場でお互いの仕事のことや、WEBマーケティングのことをいろいろ会話したとのこと。普段はお互い上司も同席の商談の場での会話だから、お互いにフランクにあれこれ聞いたり、脱線したり、雑談したりができないけど、ランチセッションがそういう場になって、この二人の関係性が結果的に顧客とNOKIOOの関係性に発展させていったこと。
 
 
・ランチセッションで僕とランチした方が、いつの間にか転職して、転職先の会社からNOKIOOに問い合わせをいただき、お取引につながっていたこと。※顧客データを社内で見ている中でビックリ!この取引先のこの担当者の方、僕がランチセッションした方だ!って。
 
こんな人材採用面以外でのつながりもあったり、
 
 
あとは指名されるNOKIOOメンバーにとってもこの機会は本当にいい機会になっているのだと思っています。営業職ならともかく、普段、組織外の人に対して自組織の活動や、考え方、働き方を言語化して伝える機会ってあんまり多くないはずで、こういう機会を通して、自分が組織のことを自分の言葉でうまく表現できるのか、難しいのかを体感する機会にもなるだろうし、うまく表現できなかった部分についてはまだまだ自分の理解不足だという認識になってくれれば、自組織のことを理解する動機付けにもなっていくのだと思っています。
 
 
ということで、NOKIOOで3年間取り組んでみたランチセッション。まずは浜松地域でこういう外と繋がりながら、自社のファンを作り、それが将来の顧客や一緒に働く仲間を作るということを、オープン&コラボレーションな思考のある会社とランチセッションの輪を広げていきたいと思い、ランチセッションを手軽に始められるWEBツールをβ版としてリリースしました。取り組んでみたいと思う方はぜひご連絡ください。浜松エリア外ももちろんウェルカムです。
 
そろそろ緊急事態宣言も解除され、新しい行動様式で次なる活動ステージでしょうから、気を付けながら、あるいはオンラインランチセッションなんかもいいでしょうね。
 
 
 
 
さて僕らは地方都市の人と組織の働き方を変革しようと「Regional HR事業」を掲げています。そんな僕らが考える組織の在り方は統制型(製造業型)組織から、オープン組織への転換です。
 
 
 
高い視点で俯瞰してみると、こうした組織の型、風土を変えていくのにもこのランチセッションは寄与できるのだと思っています。
左と右のキーワードを比べてみてください。ランチセッションというコンセプト自体が、まさに右側に並べられるキーワードと親和性が高くないでしょうか?