2016.03.14

成長するってどういうこと?

「成長する会社を作ろう」
「事業を成長させよう」

「そのためには私を含めた、ここにいる個々のメンバーとチームが年輪を重ねるように成長をしていかないと・・・」


と、度々メンバーには話をしていましたが、ふと最近考えていたのが「成長する」ってどういうこと?

会社や事業の成長について言えば、売上規模が拡大する、事業に関わるメンバーが増えて会社の母体が大きくなる、とか。個人の成長について言えば、受注率が高くなったり、年間予算が増えたり、いいデザインができるようになったり、これまで扱えなかったプログラムを習得したり、など。
こうしたことをイメージするけれど、これらはどちらかと言うと最終的なアウトプットの結果であって、「成長する」ってことを上手く表現できている気がしなかった。

「成長する」ってこういう事では?という解釈が少し僕の中で生まれつつあったところに、その解釈を上手くとまとめている記事があったのでご紹介したい。

※そういう意味では、僕自身も解釈しつつあるものを、きちんと言語化できていなかった(概念化できていなかった)という点で、この記事でいうところの「コンセプチュアル思考」の力がまだまだ足りていないという事ですね。

リンク先の記事を読んだら、言ってることが伝わると思います。
 
 
記事はこちら
 
 
  • 能力開発のためにセミナーを受ける。勉強をする。
  • 業務の中で様々な経験をする。成功体験も、失敗の経験も。
  • 新聞やネットの記事で、ビジネスに関わる情報を得る。
 
こうして目にした、耳にした、自分で経験したことを通じて、「つまりは何?」を自分の中にきちんと作れること。これが作れるようになることで、次の自分自身のリアルの場面において、その概念・コンセプトから引き出した具体的アクションができるわけですよね。
だから、この概念・コンセプトを自分自身の中に作ることができてはじめて「成長した」になるのではないかと思っているのです。
 
少し話は飛ぶかもしれませんが、先週土曜日(3月12日)に、NOKIOOのデザイナー清水由規さんが、静岡で開催されたイベント「30th Knock! 「Webデザイントレンド 2016」(Knock! Knock!)」で発表をされたとの事。
テーマは「もう泣かない!チーム制作」ということです。(これまで泣かしていたみたいですね、ゴメンね)
 

この中で、NOKIOOがここ数年で取り組んできた制作チームの改善活動を発表されたようで、個々の様々な取り組み(ワークフローの確立や、ファイルアップロードツールの統一、ワークスタイルの変更など)を紹介したようです。
 
先ほどの紹介した記事からすると、清水さんをはじめとした制作チームは、
 
  • 何度も泣くような「経験・出来事を見つめて」
  • だから何なのか?チームで制作をするという事はどういう事なのか?ということを定義して「本質をつかんで」
  • 様々な取り組みを実行していった「行動・実践に展開する」
 

というサイクルを回して成長したんだな、と実感をしたのです。
 

(出典:GLOBIS 知見録)
 
 
まだまだ定量的検証まではたどり着いていないものの、1年前と比べると制作チームのパフォーマンスが上がっている気がする(成長している気がする)のですが、その成長というのは、こういうプロセスが作れるチームになってきているんだな、と理解をしたのです。
 
これまで組織的にはあまり取り組めていなかった人材開発・教育について、今期からは積極的に取り組んでいきたいと思っているところ。
「成長するってどういうこと?」を意識しながら取り組んで、会社と個人を成長させていきたいと思う。