2015.03.23

産学連携でイノベーションへ挑戦

この2月末から正式スタートしたサービス、WEBユーザーテスト「ON Search」
WEBユーザーの操作や発話、表情などを行動観察し、WEBサイトの改善につなげていくサービスである。
 

このサービスに絡み、僕たちの本業であるWEBマーケティング支援、WEBサイト制作の分野でもここ近年重要視されてきているUX(ユーザーエクスペリエンス:ユーザー体験)についての情報に触れることが非常に多くなってきている。というより、その情報を求めて、様々な場所、人に会いに行っている。
 

今日は、地元静岡の常葉大学造形学部に訪問をしてきた。
 
 

研究室の学生達が、地元企業(店舗)や行政サービスの利用者のカスタマージャーニーマップを作り、顧客視点によるサービス調査を行っているアプトプットや実績を拝見させてもらった。
 

カスタマージャーニーマップの中には、消費者のWEB上の行動も含まれ、まさに僕たちが提供している「ON Search」に絡む行動観察がアカデミックな場所で行われているのを目の当たりにした。
 

これまで産学連携や大学の知を活用する、といった視点を持つこと自体が少なかったが、僕らの事業上の試行錯誤と、学生や研究機関での研究上の試行錯誤をぶつけ合い、議論することで新たな気づきや、イノベーションに繋がる「匂い」が感じられた。
 
 

話は変わるが、今日は浜松から静岡まで第二東名を使って車で行ったが、最近の車の知能はすごい!
クルーズコントロールの精度は非常に高く、ハンドル操作に対する矯正も入り、浜松・静岡間をほぼアクセル・ブレーキに触れることなくドライブ。
 

年始にNHKでやっていた人工知能(AI)の特集番組で、人の仕事の大半が10年、20年後にはAIに置き換わる未来予想図を描いていて、そういう社会になった時に人間が果たす仕事は何なのか?と投げかけていた。自動車もAIが運転するだろうし、マーケティングもマーケティングオートメーション的な技術が進化し、AIがほとんどの部分を対応してしまう。弁護士などの専門職の仕事でさえもそうであるらしい。(事実、米国ではそれの端緒が出てきているらしい。)
 
 
事業家や学生や研究者、異なる立場やバックボーンの人達が協同することが、AIにはできない、思わぬコトとコトを結び付けイノベーションを産むのだと思ったりしながら、帰りの車もほぼクルーズコントロールにお任せで帰ってきた。