2015.08.05

ON-MOを通じて・・・・

NOKIOOでは2年前からON-MOプロジェクトという活動を行っている。

NOKIOOは浜松を中心に、この地域社会や人と共に事業活動を行っている。そのことは、この地域との強い関わりを持ち、何かの社会的役割を担っているということ。
私達としてこの地域社会に対してどのような責務を果たしていくか、そんな課題意識を持ちながらの活動である。
 
プロジェクトのはじまりは、弊社の小田木が子育て中のママを集めて、当時私たちの本社が入っていたインキュベーション施設「浜松イノベーションキューブ」の会議室でちょっとした勉強会をはじめたことだった。
小田木も子育て期の女性であり、NOKIOOの役員でありという二束のわらじで「自分らしい働き方」をしている。

コツコツと2年強、ママを集めては小田木が話をし、ママを集めてはイベントを行い、地域企業との接点を創出し…という活動を続けてきたところ、そのママネットワークは3千人を超え、本年度は中小企業庁の「平成26年度補正予算地域中小企業・小規模事業者人材確保等支援事業」の一環として静岡県中小企業団体中央会様からお声掛けいただき、静岡県内の子育て期の女性に対する就業支援や、就業前の「自分らしい働き方」探しのプロジェクトを実施することになった。

下記はそのプロジェクトのWEBサイトである。
※弊社がWEB制作
見つけよう!今の自分にちょうどいい働き方
 
 
 
 
今週の静岡新聞の夕刊には5回シリーズで「ママたちの再就職」という記事が連載される。
ここで取り上げられている「ママたちの働くことへの実態」や「意識調査」も、このプロジェクトで実行させていただいたものである。
 
 
そんな働きたいママ達の、マクロな実態調査で様々な就業に対してのハードルを感じるとともに、このような活動をしていると、個別のママの事情や思いについても触れる機会がある。
 

昨日、弊社のWEBサイトを通じて、一人のママからご連絡をいただいた。
詳しくはここでは書けないが、彼女のこれまでの就職、結婚、転居、出産から職場への復帰、現在の転職活動や心境が綴られていて、
 

「自分自身の能力を最大限発揮し、」「誰か(社会)の役に立ち、」「仕事でも家庭でも全力投球で」
 

をしたいのに、、、、社会がなかなかそれを許さない(許さないというより、そういう環境・文化にない)ということが切実に書かれていた。
当社が掲げるON-MOの理念や、働き方に強い共感を覚え、いてもたっても居られずコンタクトをくれたのだという。
彼女の問い合わせ内容に書かれていることで、こういうON-MOのような活動はしている中でマクロな実態は知っていても、一人一人のママが抱く心の中の葛藤や叫びのようなものまではまだまだ感じ取ることはできておらず、そうした感情を肌で感じた経験となった。
 
 

社会や地域に対して自分にできることは何だろう?
 
 
そんなことを考える事がここ最近多いが、今やっているON-MOプロジェクトが事業として継続され、永続的にこうした子育て女性と接点を持つこと、情報を発信していくこと、こういう事を考えている企業や個人がここにいるよ!という存在感を保つだけでも、こうして感じ取ってもらえる人がいることを、あらためて感じさせられた。
目の前にある、この事業、そして他の事業についても愚直に向き合っていく事が即ち社会や地域に対して自分たちができることだ、と。